フランス、アロマのある風景3

7月、南フランスのラベンダー畑はやさしい紫色に色付き、山道を車で走り抜けても香りがただよってきます。広い畑の大きな畝。あの光景を目にするだけでも、日々のいやなことが忘れられそうで癒されます。




紫色が広がるラベンダ−畑は究極のヒーリングスポット


アロマテラピーでも、何を使ったらいいかわからない時はラベンダー(Lavandula vera)を使え、といわれるほどの実力派。ただし、ここでいうラベンダーとは、野生・有機栽培、または標高800〜1100mで栽培された指定栽培ラベンダーを差します。


ところで、わたしたちが一般に「ラベンダー」と思っているものの中には「ラバンジン」がまぎれていることがあるのをご存知でしたか?


アロマテラピーをお勉強されている方なら、これは常識。でも、これからアロマテラピーを始めようとする方の中には、「ラベンダー」と「ラバンジン」をごっちゃにされている方が多いようです。

例えば、お土産屋さんや、朝市に並ぶサシェやドライフラワー。まずこれらは「ラバンジン」であることが多いのです。ちょっと近寄ってラベルを見れば、そう書いてあるはずです。


手前がラバンジン奥は貴重な野生ラベンダー

「ラバンジン」はラベンダースピカとラベンダーの交配種。エッセンシャルオイルもたくさん採れるため、ラベンダーより安価になるというわけです。

ですから、日本でも「ラベンダー」とかかれた安価なエッセンシャルオイルが、実はラバンジンのオイルだった、またはラバンジンが混ぜられていた…ということもあるようです。


朝市で見つけたラバンジンオイル 日常雑貨として使うのがいいかな?


ラバンジンが悪いということではないので、くれぐれも誤解していただきたくないのですが、いつの時代もこういう悲しい現実があるものなのですね。

みなさまには信頼のおけるオイルをお使い頂き、「ラバンジン」と「ラベンダー」の効能の違いをそれぞれ理解されたうえで、アロマ生活にお役に立ていただければと思います。


南仏の一般家庭の庭でよく見かけたラバンジン

フランス、アロマのある風景2

「あ!ローズマリー」
「これはジュニパーだ」
「これはローズヒップじゃない?」

朝市がハーブの植物園状態だということは、前回お話したとおりですが、
ピクニックしよう、と山へいけば、そこは野生ハーブのオンパレード。

探せばまだまだありそうです。 日本では見かけない、色とりどりのお花もステキだけど、大地に根付いたおいしそうなハーブが生き生きとしているのも素晴らしい。

なんだか日本のスーパーでプラスティックのケ−スに入った、高級品扱いの元気のないハーブがかわいそう。

お天気のいい、平和な田舎道を散歩しつつ、自然のありがたみを感じます。

アロマテラピーを学び、その恩恵を受けるためには、本気で自然を愛することからはじめることが必要なんだと感じます。たまにはこうして、本場へ足を運ぶのもいいものです。


マルシェで買った新鮮な食材をもって行くのが
フランス式ピクニック


誰かの家の庭先や山で
ジュニパーの実をみつけました


ローズヒップもよくみかけます

フランス、アロマのある風景1

スーパーで買うより安く、美しくて新鮮な食材が並ぶフランスの朝市。

生産者の顔が見えるので、それもなんだか安心できます。

さすがは本場。

花と同じくらいのスペースを、元気なハーブの鉢植えが占めています。日本では入手しにくいハーブもここでは簡単に手に入りそうです。

さらに素敵なことに、ドライハーブやサシェ、アロマ関連のお店もたくさん出ていて、いい香りが漂ってきます。


自家製ラバンジン製品を売るマダム。サシェも手作り

こうしておいしい野菜や果物とアロマオイルのボトルが並ぶところを眺めていると、いかにアロマが生活に密着しているのかが伝わってきます。

暮らしを楽しむフランスのマダムたちは、花を買うようにアロマの香りも上手に楽しんでいるようです。


手作りのラベルのエッセンシャルオイル


種類が豊富で、植物園のよう


花の色もまぶしいくらい鮮やか

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